低温やけどにご注意


ご使用前に、商品に記載されている注意書きを必ずお読みください。


低温やけどとは?

触っていてあたたかく心地よいと感じる60℃くらいの温度でも、1分間圧迫を続けるとやけどをします。これが「低温やけど」というもので、50℃でも3分間圧迫を続けると低温やけどになるといわれています。また42℃でも6時間接触していると細胞が変質するという実験報告もあります。

低温やけどは皮膚の表面はわずかなやけどに見えても、内部が壊死してしまう(※)こともあります。そうなると軟膏等の治療薬による治療には、数ヶ月かかることとなり、場合によっては手術が必要となるなど、治療が大変になります。

 

※壊死:身体の組織や細胞が局部的に死ぬこと

 

使いすてカイロによる低温やけどを防ぐには
  1. 直接肌にあてない。
  2. あたっている場所を圧迫しない。
  3. 一ヵ所に長時間当てない。
  4. 熱いと感じたときはすぐにはずす。
  5. 就寝時の使用の際は注意する。

皮膚に加わった熱は通常血流で運ばれるので、使いすてカイロをあてた場所をベルトやサポーターなどで圧迫してしまうと血流がおさえられ、皮膚の温度が上がってやけどを引き起こしやすくなります。特に就寝時のご使用や、お子様・高齢者・血行障害のある方、身体の不自由な方など熱いと思ってもすぐに対処できないようなご使用はおやめください。 

 

※低温やけどは身体の動きの不自由な人や病気やけがをした人たちによく起きるといわれているので、こういった人たちには周りの人が特に注意を払ってください。

 

もし低温やけどをしてしまったら?
痛みや赤みの症状が早期であれば、流水で冷やしましょう。冷やすことで、こうした症状を抑えることができます。だいたい10~30分くらいかけて、水道水などの流水を直接患部にかけます。その際、水ぶくれがあれば、なるべく破らないようにしましょう。ただ、冷やすことで皮膚への損傷が抑えられるわけではありません。
見た目より重傷の場合がありますので、早めに専門医の診療を受けてください。