電子レンジ加熱式湯たんぽについて


電子レンジ加熱式湯たんぽ自主基準

日本カイロ工業会では、電子レンジ加熱式湯たんぽによる加熱時の火傷事故防止について注意表示記載を下記の通り定めています。

 



注意喚起事項

 

(1) 取扱い表示にあるレンジ出力及び加熱時間を必ず守って使用してください。表示よりも過剰な加熱を行うと、袋やケースが破損又は破裂し、高温の内容物が漏れ出たり、飛び散ったりして火傷の恐れがあります。

 

(2) 袋が膨張した場合や内容物(ジェル又は液体)が漏れ出た場合には、直ちに電子レンジのスイッチを切り、その後十分時間を置き冷却したことを確認したうえでレンジ扉を開ける等してください。

 

(3) 温かいうちの再加熱は、これを行わないか又は再加熱の際の取扱い表示がある場合はそれに従ってください。

 

(4) あたためボタンなど電子レンジの自動モードを使用すると、過剰加熱となる恐れがありますので、これを行わないでください。

 

(5) 長期間の使用により、袋の強度が低下する可能性がありますので、袋に弾力性低下、き裂などが見られた場合には使用を中止してください。

 

(6) 取扱い表示どおり行っても、袋(又はケース)表面が、部分的に高温(100℃)になる場合がありますので、電子レンジから取り出す際には注意してください。

 

以上、6項目を当会自主基準による記載表示とする。

※文言指定とは致しませんので、各社によって多少表現の異なる場合があります。


低温やけど注意喚起

 

(1) 長時間同じ部位にあてないようにしてください。低温やけどの恐れがあります。

低温やけどは、体温より高い温度の発熱体を長時間あてていると紅斑、水疱等の症状をおこすやけどのことです。

なお、自覚症状をともなわないで低温やけどになる場合もありますのでご注意ください。

 

(2) 熱いと感じたら、ただちに使用を中止してください。

 

(3) 糖尿病等で血行障害のある方は、熱さを感じにくいことがありますので特にご注意ください。

 

(4) 幼児または身体のご不自由なかたなどがご使用になる場合は、まわりの方が十分にご注意ください。

 

以上、4項目を当会自主基準による推奨表示とする。

※文言指定とは致しませんので、各社によって多少表現の異なる場合があります。


加熱時間表示

 

(1) 少なくとも500W,600W,1000Wの場合を記載することとする。

 

 

【保温具裏面表示例】

※下記表示イメージをクリックすると、大きい画像が表示されます。

日本カイロ工業会電子レンジ加熱式湯たんぽ部会

平成19年7月9日制定