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12月1日は『カイロの日』 〜江戸時代の「温石」がカイロのルーツ!〜
 カイロは日本生まれの日本独自の保温具。石を温めて懐に入れた江戸時代の「温石(おんじゃく)」がルーツといわれています。明治時代には、麻殻や殿炭粉を袋に詰め、または練って容器の中で燃やす「懐炉灰」が使われるようになりました。大正時代にはいると、ベンジンの気化ガスと白金の触媒作用を使って燃焼させる「ベンジンカイロ」が登場し、一般的に使われていました。1950〜1953年頃厳寒の朝鮮半島で戦うアメリカ兵の間で水筒のような容器に鉄の粉と食塩を入れて発熱させる保温具が使われていました。それを日本人が工夫して、現在のカイロを作りだしたのです。
 1978年に、袋から取り出して振るだけで温かくなる使いきりタイプのカイロが商品化されると瞬く間に普及し、ベンジンカイロに取って代わりました。1981年に『貼れないタイプ』のミニサイズ、1988年に『貼るタイプ/レギュラー』が登場するとたちまち普及し、カイロの消費量は一気に拡大しました。
 1980年代の後半には、『くつ用』『座布団用』『くつ下用』『中敷用』『スリッパ用』や『きんちゃくタイプ』など用途別のカイロ、また、受験生向けの『必勝カイロ』やパッケージにキャラクターをデザインしたファンシー商品としてのカイロも種々登場し、若い女性や子供の使用が大幅に増えました。この頃には、カイロは日本の冬の必需品として私たちの生活にしっかり定着したのです。
 1991年、カイロの暖かさを健康に役立てる「カイロ健康法」が話題になり、各メーカーがこぞって「健康」をテーマにした商品開発に力を入れるようになりました。このころからカイロは、冬だけでなく一年を通してカイロを利用するようになってきました。

【1981年に「日本使い捨てカイロ同業会」発足】
 1981年にカイロのメーカー46社が集まって「日本使いすてカイロ同業会」を設立。2001年5月17日に現在の「日本カイロ工業会」に名称を変更しました。1991年には、設立10周年を記念して、カイロの需要がピークを迎える12月の最初の日である「12月1日」を「カイロの日」と制定し、毎年、カイロについての正しい知識の普及と需要促進を目的とした啓蒙活動を実施しています。

1991年に日本カイロ工業会設立10周年を記念して
カイロの需要がピークを迎える12月の最初の日の
「12月1日をカイロの日」
と制定しました。